どこでもないここ

2017-08-18 Toybox Comment : 0

算数からして苦手な私ですが、昔からデスクトップマスコットが好きでした。
ガラケーのライブ壁紙を作ってみたいと思ったことがはじまりでしょうか。
その後GlaejaやKLWPとTaskerの組み合わせでスマホにマスコットを表示したり(orefolderさんには大変お世話になりました)しながら今に至ります。

現在お世話になっていますティラノビルダーはノベルゲーム制作ソフトです。
プログラムが分からない人でもゲーム制作が楽しめるよう開発して下さっています。
ノベルゲームといえば、文章を読むことで物語が進んで行くもの。
ところが私の作ろうとするものはキャラが適当にしゃべるだけで物語がありませんでした。
ふと、画面の向こうの私はキャラにとってどういう存在なのだろうと思ったのです。

話は変わって、役者見習いとしての私は朗読劇に出るようになりました。
舞台や朗読劇だと場合によってはチケット代の他にワンドリンク制を設けていたりします。
私が二回ほどお邪魔している朗読劇もワンドリンク制でした。
会場は『絵空箱』というカフェバーの設けられたフリースペースです。
室内の落ち着いた雰囲気はまるでバーや喫茶店のようでした。
ご一緒した役者さんにはお勤め先で朗読劇をなさっている方もいらっしゃいました。

その時、個人経営の喫茶店なら店を訪ねて店員と会話ができても不自然さは少ないのではと感じたのです。
そして何度か挑戦してきたマスコットを、今度は中の人も兼ねて作ろうと思ったのでした。

好きなものを集めた場所。
それが玩具箱としての「どこでもないここ」です。

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